HAKONIWA ESCAPERというゲームをFlash+Away3Dで作った感想

C86で頒布したHAKONIWA ESCAPERというゲームをネットでも公開しました。先日の冬コミC87で完成版を作るつもりが、落選してしまって計画が宙に浮いてしまってるすごいやつです

製作談みたいなの

友人と軽い気持ちでコミケに応募してみたら受かってしまい、あせあせとしながら作りました。それゆえ友人（グラフィック担当）と共同制作ですし、名義もBANG-FLASHは使いませんでした。

このゲームを作るにあたって脳内にイメージとして浮かんでたのが３Dドットゲームヒーローズというゲームです。あんな感じで３Dドットのプレイヤーをあれやこれやと動かすゲームを作ろうかなとぼんやり考えていました。

このゲームのような３Dボクセルを使ったゲームを使いたいなという思いがあり、最初はCubeKingdomというソフトを使っていたのですが、Flashで使える形式にするのにCubeKingdom→Metasequoia→Blenderとソフトを３段階も経る必要があってものすごく面倒でした。（グラフィック担当が）

そんな中、MagicaVoxelというソフトをたまたま発見。日本語記事が一切無い超マイナーなソフトでしたが、高機能、めっちゃ使いやすい、しかもFlashで使える形式で吐き出せる、と完璧すぎる性能で、即刻採用を決めました。3DモデルもMagicaVoxelを使って全部１から作りなおしました。（グラフィック担当が）

ステージの地形も最初はFlash内で動的に生成していたのですが、MagicaVoxelでやったほうが圧倒的に手っ取り早くて（僕が）楽なのでそちらで作ることに。

この時作ったテストステージが箱庭っぽい雰囲気でいい感じだったので箱庭内でキャラを動かすゲームにしようって流れに。

Away3D超すごい

タイトルにも書いた通り、このゲームの製作にあたってFlash+Away3Dを使用しました。３〜４年前くらいにPapervision3Dでゲームを作った時は1000ポリゴンを越しただけでガックガクでしたが、技術の進歩というのは凄まじい物でその10倍以上のポリゴン数でもサクサク動くものができます。そりゃもうびっくりしました。

ライティングもものすごく進化してて、「なにこれFlashでもここまで出来るの？！」と作りながらものすごく驚きました。ステージ３のヘッドライトの光源を動かす仕掛けなんかはその最もたるもので、PV3D時代にこれをやろうとしたら多分FPSが一桁になるんじゃないかと思います。

そんなこんなで（重いことを除けば）これもうUnity要らなくね？って思いながら作業してました。

ただ、残念なことに優秀なライト（作ったの半年前なもんで名前忘れちゃいました(・ω<)）が動作不安定で、環境や起動するタイミングによって結構な確率で機能せず、結局使用を諦めざるを得なくなってしまいました。ステージ１，２，４のモデルがのっぺりとしてしまっているのはそれが原因で、非常に悔やまれるところです。今後のバージョンアップで改善されるといいなぁ・・・。